2023/11/08 18:00



たびたび、腸内細菌についてのお話をしていますが、
健康長寿の人の腸内に多く存在する善玉菌のことを
長寿菌といいます。

今回はそんな長寿菌についてのお話です。


〈長寿菌①ビフィズス菌〉
ビフィズス菌とは、オリゴ糖をエサにして「酢酸」と「乳酸」を生み出し
腸内環境を弱酸性に傾けます。
悪玉菌はアルカリ性を好むため、腸内環境が弱酸性傾くと繁殖できません。
ゆえに、ビフィズス菌がたくさんすんでいると、腸管感染症が起こりにくいといわれています。

〈長寿菌②酪酸産生菌〉
食物繊維をエサとして「酪酸」を生み出します。
酪酸とは揮発性短鎖脂肪酸の一種で、
善玉菌を活発化させ、悪玉菌の抑制にも働きます。
腸管運動も活発になるため、便秘の改善や、細胞の繁殖、粘膜の分泌、
脂肪を合成する材料になるなどうれしいことがたくさん。
腸粘膜を通じて血液中に吸収され全身へと運ばれるため、
肝臓や腎臓をうごかしたり、水やミネラルを吸収したりする際のエネルギー源ともなり、
全身のあらゆる場所で活躍するのです。


一歩踏み込んで知ることで、腸活への意欲もさらに湧いてきませんか?
これからも楽しく腸活に取り組んでいきましょう!